ありがとう、そしておやすみなさい

先日、祖父が他界しました。

お通夜・告別式には予想以上にたくさんの人が来てくださり、祖父の交友関係の広さをあらためて痛感させられました。

５月に入院し、医者から余命１ヶ月と言われながら９月まで、よく頑張りました。

お見舞いに行くと、大好きだった寿司やそばでも食べに行くか？と言ってみたり、お風呂に入りたいと言ったり、歌を聴かせてくれたこともありました。

でも、最後は苦しまず眠るようにいけて、本当に良かったと思います。

思えば、俺が学生の頃、厳しい性格だった祖父にはよく他人と比較され「お前は馬鹿だ、馬鹿だ。何にも世の中のこと知らねえんだから、そんなんじゃ、世の中生きていけねぇんだよ」と度々ののしられ、恨んだこともありました。

でも…、俺が結婚した時は誰よりも喜んでくれたし、祖父が体調をくずしてからというもの、思い出すのは幼少の頃、一緒の布団で寝てくれて必ず桃太郎や浦島太郎などの昔話を聞かせてくれた祖父の姿でした。

温泉旅行に連れ出してあげようと妻と話していた折に体調が悪化し、入院してしまったので結局連れていってあげられなかった…。まさに後悔先に立たず、とはこのこと。

おじいちゃん…、おばあちゃんにはもう会ったかな？

俺が結婚したこと、妹に子供ができたこと…、ちゃんとおばあちゃんにも報告してあげてね？


今まで本当にありがとう。

そして、おやすみなさい。ゆっくり休んでね。